2019年09月19日
いつも見る 月ぞと思へど 秋の夜は いかなるかげを そふるなるらん
いつも見る 月ぞと思へど 秋の夜は いかなるかげを
そふるなるらん
そふるなるらん
藤原長能
(いつもみる つきぞとおもえど あきのよは いかなる
かげを そうるなるらん)
意味・・いつもながめる見馴れた月だと思うけれど
秋の夜の月を格別に思うのはいったいどう
いう光を加えるからなのだろうか。
加えるのはどんな光なのか・・。
そのうちの一つ二つです。「照り添う優しさ」
と「昔からの世の姿を写す鏡」です。
(下記の「荒城の月」2番4番の歌詞参照)
注・・かげ=影、光。
作者・・藤原長能=ふじわらのながとう。ながよしとも。
(いつもみる つきぞとおもえど あきのよは いかなる
かげを そうるなるらん)
意味・・いつもながめる見馴れた月だと思うけれど
秋の夜の月を格別に思うのはいったいどう
いう光を加えるからなのだろうか。
加えるのはどんな光なのか・・。
そのうちの一つ二つです。「照り添う優しさ」
と「昔からの世の姿を写す鏡」です。
(下記の「荒城の月」2番4番の歌詞参照)
注・・かげ=影、光。
作者・・藤原長能=ふじわらのながとう。ながよしとも。
生没未詳。伊賀守。能因法師は彼の弟子。中古
三十六歌仙の一人。
出典・・後拾遺和歌集・256。
参考です。
「荒城の月」 土井晩翠詞
https://youtu.be/_WX7eXiPGtE
https://youtu.be/_WX7eXiPGtE
1. 春高楼の 花の宴
めぐる盃 かげさして
千代の松が枝 わけいでし
むかしの光 いまいずこ
2. 秋陣営の 霜の色
鳴き行く雁の 数見せて
植うる剣に 照りそいし
4. 天上影は かわらねど
栄枯は移る 世の姿
写さんとてか 今もなお
嗚呼荒城の 夜半の月
2. 秋陣営の 霜の色
鳴き行く雁の 数見せて
植うる剣に 照りそいし
昔の光 いまいずこ
3. 今荒城の 夜半の月
かわらぬ光 誰がためぞ
垣にのこるは ただかつら
松に歌うは ただ嵐
4. 天上影は かわらねど
栄枯は移る 世の姿
写さんとてか 今もなお
嗚呼荒城の 夜半の月
sakuramitih31 at 07:00│Comments(2)│和歌・短歌・俳句
この記事へのコメント
1. Posted by 夢子 2019年09月21日 12:28
月を見る者の感じ方によって
月は優しく照らしてくれている
見守ってくれていると感じ
また 自分を昔のことや
これからのことに
導いてくれる光でもあるのでしょうね
月は優しく照らしてくれている
見守ってくれていると感じ
また 自分を昔のことや
これからのことに
導いてくれる光でもあるのでしょうね
2. Posted by 名歌鑑賞 2019年09月21日 19:43
こんばんは。
月の照り添う優しさ。
月は優しく見守ってくれる、母親のように。
月を尊敬する人と見なして、あの人が見守ってくれている。
この志をやり遂げるまで見守って欲しい。頑張るぞ。
という気持ちになりたいですね。
夢子さかのイメージはこの月、見守っている月のように
思えます。
月の照り添う優しさ。
月は優しく見守ってくれる、母親のように。
月を尊敬する人と見なして、あの人が見守ってくれている。
この志をやり遂げるまで見守って欲しい。頑張るぞ。
という気持ちになりたいですね。
夢子さかのイメージはこの月、見守っている月のように
思えます。