このもだえ 行きて夕べの あら海の うしほに語り やがて帰らじ梅咲いて人の怒りの悔いもあり

2020年02月25日

谷風に とくる氷の ひまごとに 打ちいづる波や 春の初花

1370

 
谷風に とくる氷の ひまごとに 打ちいづる波や
春の初花
                源当純
 
(たにかぜに とくるこおりの ひまごとに うち
 いずるなみや はるのはつはな)

意味・・早春の谷風で解け始めた川の氷の隙間隙間
    から流れ出て来る波こそ、春の最初の花な
    のでしょう。

    春の訪れを川のせせらぎに見出し、それを
    花にたとえた歌です。

作者・・源当純=みなもとのまさずみ。生没年未詳。
    903年従五位上・少納言になった
 
出典・・古今和歌集・12。


sakuramitih31 at 08:00│Comments(2)和歌・短歌・俳句 

この記事へのコメント

1. Posted by hana   2020年02月25日 21:24
前の記事にコメントいれました。ご覧ください。
2. Posted by 名歌鑑賞   2020年02月25日 23:29
hana さん コメントありがとうございます。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
このもだえ 行きて夕べの あら海の うしほに語り やがて帰らじ梅咲いて人の怒りの悔いもあり