今や夢 昔や夢と まよはれて いかに思へど  うつつとぞなき夏陰の 妻屋の下に 衣裁つ吾妹 うら設けて 吾がため裁たば やや大に裁て

2020年07月10日

かんがえて 飲みはじめたる 一合の 二合の酒の 夏のゆふぐれ

1875

 
かんがえて 飲みはじめたる 一合の 二合の酒の
夏のゆふぐれ
                  若山牧水

(かんがえて のみはじめたる いちごうの にごうの
 さけの なつのゆうぐれ)

意味・・よそうか、飲もうか、そう考えながらにいつか
    取り出された徳利が一本になり二本になってゆ
    く。静かな夏の夕暮れの一時である。
    
作者・・若山牧水=わかやまぼくすい。1885~1928。
      早稲田大学卒。尾上柴舟に師事。旅と酒を愛す。

出典・・歌集「死か芸術か」。


sakuramitih31 at 08:00│Comments(4)和歌・短歌・俳句 

この記事へのコメント

1. Posted by hana   2020年07月10日 21:17
こんばんわ
酒ずきの様子がよく表れていますね。私も好きな物はこれでお仕舞と思いつつ手を出してしまいます。
2. Posted by 名歌鑑賞   2020年07月10日 23:22
hana さん こんばんは。

酒飲みの心境ですね。
今日は飲むのを止めようと思ているのに、少しだけ
がブレーキが効かない。ありますね。
私は甘党でもあるので、お菓子を食べ出したら
一袋無くなるまで食べてしまいます。
3. Posted by 夢子   2020年07月15日 14:52
この画像みたら 今日は
熱燗も 飲んでみようかしら
(_≧Д≦)ノ彡☆ばんばん
近所の奥様3人で一升瓶2本
のみほした思い出があります
(_≧Д≦)ノ彡☆ばんばん
4. Posted by 名歌鑑賞   2020年07月15日 23:55
夢子さんこんばんは。

夢子さんのお好きなお酒は白雪でしたかね。
今日は熱燗しましたか。
夢子さんに誘われて私も今熱燗をちびりちびり
しています。
3人で2升、すごい酒豪ですね。
お酒はいつ覚えたのですか。

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