夏陰の 妻屋の下に 衣裁つ吾妹 うら設けて 吾がため裁たば やや大に裁て まっしろい ノートに文字を 綴りゆく 寄せては返す 想いとともに

2020年07月12日

我がやどに 月押し照れり ほととぎす 心あらば今夜 来鳴き響もせ

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我がやどに 月押し照れり ほととぎす 心あらば今夜
来鳴き響もせ
                   大伴書持

(わがやどに つきおしてれり ほととぎす こころ
 あらばこよい きなきとよもせ)

意味・・我が家の庭に月が隈なく照っている。ホトトギスよ、
    思いやりがあるなら、今宵ここに来て声高く鳴き立
    てておくれ。

    月光に心が引かれて、さらに風情を添えようとホト
            トギスの鳴き声を期したものです。

 注・・押し照れり=くまなく照っている、明るく照っている。

作者・・大伴書持=おおとものふみもち。746年没。家持の弟。

出典・・万葉集・1480。


sakuramitih31 at 08:00│Comments(2)和歌・短歌・俳句 

この記事へのコメント

1. Posted by 夢子   2020年07月15日 15:00
今宵は 月が こんなにきれいに照らしてくれる
ここに ホトトギスの声がきけたら
素晴らしい夜に なるのになぁって
私も そう思います
2. Posted by 名歌鑑賞   2020年07月16日 00:04
こんばんは。

月が明るく照らしている所に小鳥が鳴いたら風流があっていいでしょうね。
でも、私は夜中に小鳥が鳴いているのを聞いた覚えがありません。
風流に縁がないのでしょうか。
朝ニワトリの鳴き声はよく聞きました。

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