2023年03月30日
芦の屋の 灘の塩焼き いとまなみ 黄楊の小櫛も ささず来にけり
芦の屋の 灘の塩焼き いとまなみ 黄楊の小櫛も
ささず来にけり
在原業平
ささず来にけり
在原業平
(あしのやの なだのしおやき いとまなみ つげのおぐしも
ささずきにけり)
ささずきにけり)
意味・・芦屋の灘での塩焼きで暇がないので、黄楊(つげ)の櫛も
ささないで来てしまったことです。
ささないで来てしまったことです。
身なりを整える暇もない海女(あま)が、そのことを恋人
に嘆くのを詠むとともに、芦屋の里の人々の素朴さを紹
介しています。
に嘆くのを詠むとともに、芦屋の里の人々の素朴さを紹
介しています。
注・・芦の屋の灘=芦屋の里の海岸。芦屋市から神戸市灘区に
いたる海岸。
塩焼き=海水を煮て塩を製造すること。
いとまなみ=暇がないので。
作者・・在原業平=ありわらなりひら。825~880。六歌仙の
一人。
出典・・新古今和歌集・1590、伊勢物語87段。
いたる海岸。
塩焼き=海水を煮て塩を製造すること。
いとまなみ=暇がないので。
作者・・在原業平=ありわらなりひら。825~880。六歌仙の
一人。
出典・・新古今和歌集・1590、伊勢物語87段。
sakuramitih31 at 08:54│Comments(0)│和歌・短歌・俳句